プロボネットは、中小・ベンチャー企業・NPOを支援するボランティア専門家のプロボノ・ネットワークです。

スタッフブログ

プロボネット事務局 佐々木が不定期に書いていきます

プロボノの課題


 

本日、自治体の方から問い合わせがあり、プロボノ実施にあたっての課題は何かと聞かれました。

改めて考えてみると、いろいろあるのですが、主に以下の点と回答しました。

育児制度のように企業にボランティア制度が義務化されるとだいぶ変わると思います。


・活動メンバの確保
 プロボノ携わっていただける人を集めるにあたっての周知、宣伝
 (今は特に何もやっていませんが、パブ効果で皆さんから検索いただいている)

・企業の支援
 上記とも関係しますが、 会員が所属する企業が公認で活動できるよう
 になれば、もっと裾野が広がると思います

・活動場所の確保
 共同で渋谷にオフィスを借りて実施していますが、そのコスト負担や
 利用時間の制約等

・活動資金
 交通費、コピー代も現在は全て会員の自腹です。。。
 これの確保をどうするかにつきるかも。

» view or post reactions

知識社会においては


先日、朝日新聞の論説委員の方とお話をしました。
ドラッカーの言う知識社会になっていく中で、今後の知識労働者は自社内に囲い込むのではなく、プロボノのような社会活動の中でより広い視点で知識を社会に還元していくべきではないか、、、というようなマクロな話で盛り上がりました。

これは、会社員個人のメリットだけでなく、その個人の成長による会社のメリットも大きいのではないかと思います。
知識社会では製造業とは異なり、原材料の「知識」は減るモノではなく、他の知識と掛け合わせることで、さらに相乗効果があがります。

そう言う意味で、プロボノを受けるNPOやベンチャー企業と合わせて、まさにWINWINWINかと思います。
ちなみに、あとワークライフバランスの中で「家」と「会社」だけでなく、第3の支点ともいうべき「社会」も含めた鼎立を目指すべきという話も私の方からしました。

» view or post reactions

7件のプロボノ実施中!


現在、7件のプロボノを並行して実施中です。

本日は、銀座の画廊様のHP改善について初回打ち合わせを実施してきました。

HP改善がテーマだったのですが、本来の経営戦略やマーケティング戦略までさかのぼって議論させていただき、どういったマーケットで、どういった差別化を考えているのか、その中でHPはどういう位置づけなのか、などについて議論しました。

今後、これらを整理・掘り下げた上で、最終回にHPの改善方針や改善項目を提案するような形になるかと思っています。

また、我々はコンサルティングが中心であり、実際のホームページ開発などは実施していませんが、その後の開発に必要な要件やどういったところに頼むとよいのかなどのアドバイスも差し上げる形になるかと思っています。

» view or post reactions

問い合わせ・実績も増えてきました


WBSでプロボノを取り上げていただいたからというのもありますが、プロボノクルー(会員)も80人を超え、オンゴーイングの案件も4件あります。

クルーには、MBAホルダや士業などの各種資格保持者も多く、大企業で実績経験を積んだ人がほとんどです。
なお、登録申し込みいただいた方でも、経験年数やスキル内容によっては、お断り(SNSへのご招待をしていない)の場合もありますので、予めご了承いただければと思います。特に、興味本位で異業種交流的な情報交換というだけの場合には、申し訳ありませんがお断りしておりますので、ご注意ください。


現在は、営業マーケティングや新規事業全般に関するご支援が多くなっていますが、NPOの海外との交渉やイベント支援、レストランの仕入れコスト管理、などのコンサル案件もあります。

ご支援を受けられたい中小・ベンチャー企業・NPO団体の方は、HP上の「無料コンサル(プロボノ)の申し込み」からお願いします。
メールで何度か経営課題について質問させていただいた上で、メンバを公募もしくは選定し、初回訪問させていただき、

・ご支援内容の説明
・メンバの確認(拒否)
・NDA締結

などをさせていただく形になります。

» view or post reactions

はじめてのプロボノ完了報告


10月からトライアルで実施していたプロボノプロジェクトが1つ完了しました。内容的にはいろいろ変遷がありましたが、最終的には業務分析となりました。

2時間×4回という縛りの中で、なかなか理想通りにはできないところもありましたが、最終回の4つの仮説を提示し、事後アンケートでは最高評価をしていただきました。
プロボノお手伝いいただいた会員の方々、ありがとうございました。

一方で、課題もいくつか明らかになったので、プロボノ実施形態を再検討しております。

現在はもう1つのプロボノを実施中(1月に第3回を実施予定)ですが、1月からさらに新しいプロボノもスタートさせたいと思っていますので、その際には皆様よろしくお願いします。

あと、渋谷に会議スペースを共用オフィスとともに借りる予定です。どこかいいところあったら教えてください。

» view or post reactions

ハロープロボノ! イベント行ってきました






本日(12/5土曜日) 14時~17時、原宿ラフォーレで「ハロープロボノ」というイベントに出席してきました。

300名の参加で、知花くららさんなどもパネラーとして参加されており、かなり盛況でした。
本気で2010年をプロボノ元年にするという意気込みを感じました。

最後に、ワークショップ形式で、それぞれが年間プロボノにかけられる時間を紙に書いて、それを集計して出しました。300人で約3万時間、時給3600円で換算して約1億円の経済効果という試算でした。

ちなみに、このイベントの主催者サービスグラントは、プロボネットと同様な活動をしていますが、大きな違いが下記の点です。

1.NPOのみを対象としている
 (我々は中小、ベンチャー企業を中心に対象としています。もちろんNPOでもOK)

2.サービス内容がNPOのホームページ作成のみ。なので必要とするスキルも限られる。
 (我々は幅広くコンサルティングを実施)

3.週5時間×6ヶ月間が必要
 (我々は2時間×4回、3ヶ月程度で完結)

とは言え、2010年をプロボノ元年にしたいという気持ちは同じなので、早速サービスグラントの代表理事の嵯峨さんとは名刺交換して、「お互いプロボノを盛り上げていきましょう」という話をしてきました。

しかし、こんな盛大なイベント開ける財力があるのがうらやましい。。。。 NPOの方が金持ち?

あと、ソトコトの編集長の小黒さんがいい味出してました(ほとんど酔っぱらい?) そのうちプロボノで特集組んでくれるらしいです。。。期待してます。

» view or post reactions

ネットとプロボノ2


さて、前回は、

「ネットにより自己実現無料モデルに広がりが出てきている」

という話を書きました。
これは、まさにプロボノにも当てはまると思っています。

今までだと、自分の周りの家族や友人の範囲内での擬似的なプロボノが一般的でした。

例えば、ファイナンシャルプランナーの資格を持っている人(しかし、普段は別な仕事を会社員としてしている人)なら、友人から資産運用のアドバイスを求められて、その知識を活用するようなことも多いでしょう。あるいは、SEなら、親からPCのことで相談された経験は必ずあると思います。

つまり、自然と「自分の専門的能力を生かした無償の奉仕」を周りで実施しているわけです。この見返りは基本は「感謝」であり、自分の存在価値を感じられるということかと思います。

とは言え、そうそうは自分のスキルを必要としている人は周りにいないし、そのスキルを他人のために率先して生かそうという人も、サラリーマンの中で言えば、5%程度ではないかと思います。

そこで、ネットが役に立つわけです。

例え5%でも、このSNSのように広くあまねくいろいろなスキルの人が集まれば、あらゆることに対応することができるようになると考えています。

ということで、ネットにより、今までプロボノのマッチングができなかった分野でも、ロングテールでマッチングができ、よりプロボノ活動が活発になっていくきっかけになるのではないでしょうか。

» view or post reactions

ネットとプロボノ


前回までの要約をすると、

「自己実現社会になると、自己実現目的の無料モデルが増えるため、営利企業を脅かす存在になる可能性すらある」

というところでした。その例として、OSSやブログなどをあげました。

次に、そういった社会においてネットが果たす役割です。

「ネットが無料で多くの人同士をつなぐ」という特性から、「流通コスト」を大幅に下げることができます。

これまでは、情報についても紙に印刷したり、配送したり、在庫したり、店頭で販売したり、と言った流通コストがかかっていましたが、それがブログでちょちょっと書くだけで、全世界の人が読める世界になってしまいました。 

それにより、メディア業(TV,新聞、出版など)が脅かされています。今までは自己実現目的で無料で本を自費出版したとしても、その流通経路が限られており、必ずしも出版業を脅かすものではありませんでした。

OSSについても同じです。単にソフトウェアを無料で書いたとしても、今まではそれを配布する手段がありませんでした。それが今では簡単です。

それによって、廃業になったソフトハウスは多数あると思います。

さらに、ネットの特性として、過去のものが「蓄積・累積」されていくという特性があります。特に、メディアやソフトウェアなどの知的資産は、「蓄積型」であり、過去のものがどんどん累積的に貯まっていき、それが次のバージョンを生んでいくサイクルがあるので、一旦無償になるとなかなか有償の付加価値を訴求するのが難しくなります。

また、「蓄積型」だと、グローバルという地理的な境界を越えるだけでなく、過去という時間的な境界も越えて競争が発生するので、勝つことがさらに難しくなります。

つまり、インターネットがこういった自己実現無料モデルを後押しし、営利的な付加価値を出しにくい世の中を作り始めている、ということが言えるのではないでしょうか。

では、プロボノの場合はどうでしょう?

長くなってきたので、それはまた次回に。

» view or post reactions

無料というビジネスモデルと自己実現


・・前回の続きです・・

プロボノをOSSとのアナロジーで説明してきました。

OSSが、(1)間接的な営利目的、(2)自己実現目的の大きく2つの動機によって実現されているというところまで来ました。

ここで特に注目したいのが、(2)自己実現目的です。

例えば、「ブログ」。

この新しいメディアは、明確な営利目的を持たないまま増殖し、いまでは出版や新聞などの市場も侵食しています。

もちろんOSSなどのフリーウェアもそうです。旧来のソフトウェア市場を浸食しています。

どう考えればいいのでしょうか。


営利目的であれば市場の中での競争として位置づけられます(例えば、TV広告がインターネット広告に移ったように)

しかし、自己実現目的の場合には、この「市場原理」が働かなくなります。マズローの5段階目まで行ってしまった成熟社会では、旧来の資本主義の原則自体が必ずしも働かないのです。競争することが目的ではなくなるからです。

  ^^物理学でいうと、特異点において古典力学も量子力学も
    相対論も機能しなくなるのと同じイメージです。

NPOはどちらかというと、営利と直接競合しない穴の部分を補うイメージですが、こちらの自己実現目的は、営利と直接バッティングします。

だからパラダイムシフトになるわけです。。。

とは言え、一足飛びにそういう社会になるわけでもないので、(1)営利目的も含めて、ちょっとずつ継続していきたいと思ってます。

。。次回は、その中でネットが果たす役割についてです。。。

» view or post reactions

自己実現というパワー


ということで、続きです。

OSSの開発動機として、(1)営利、(2)自己実現の2種類あるという話で、今回は(2)の自己実現の話です。

写真は、先週金曜日の桜木町駅前です。毎週金曜には、このように駅前にストリートライブが展開されます。彼らはプロ並みの腕前で、観客を魅了します。(腕前次第で如実に観衆の数が変わります)

無償でライブする彼らの動機もそう言う意味では、同じだと思います。(1)営利の場合は、宣伝的な意味合いや、その場でのCDの即売などもあります。しかし、(2)の自己実現で社会人が楽しんでやっていることも多いようです。

先日の鳩山首相の所信表明演説で、川崎の障害者雇用会社を紹介し、

「人に評価され、感謝され、必要とされてこそ幸せ」

という話をしていました。

つまり、そう言うこと何だと思います。

哲学的になってしまいますが、アイデンティティとは、自分が自分であり、他人ではないことであり、他人との関わりの中で、自分の存在価値があるという実感であると思います。

他人との関わりを失い、引きこもりになったり、ゲームに浸ってしまう若者も多い世の中ですが、この実感が、今の日本社会において、小さい頃から得られにくくなっているのではないかと思うのです。

その中で、OSSやストリートライブ、そしてMIXIで書く日記やブログもそうですが、特に対価が得られるわけではないけど、「人に評価され、感謝され、必要とされている」という実感を得たいという人間の根源的な欲求を、仕事や家庭以外のそういった行為で満たしているのではないかと思われます。


マズローの欲求5段階説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E5%AE%9F%...


は有名な話ですが、この「自己実現」の場としてのプロボノの意義・意味もあると思っています。

で、このプロボノは、決して、(1)営利だけでもなく、(2)自己実現だけでもなく、その両方を目的として参加してもらえれるとよいかなと思っています。


ところで、起業自体も「お金のため」というよりも、「自己実現のため」という理由の方が圧倒的に多い気がします。
このSNSに登録されているベンチャー社長の方達を見てもそう感じます。
「自分の能力,可能性を発揮し,創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求」 です。

ちなみに、マズローは晩年に自己実現のさらに上に「自己超越」という段階を作りました。 ベンチャー社長にスピリチャルな人が多いと言うことも何となく無関係ではないように思います。


で、次回は、「無料というビジネスモデル」とその自己実現との関係性について語りたいと思ってます。。。。

» view or post reactions

プロボノ・パラダイムシフト2


ということで、続きです。

前回は、まずはOSSを開発する人たちの動機について、下記2種類にわけました。

1.営利(短期と長期)を目的する場合
2.自己実現(アイデンティティの確認)を目的とする場合

さらにこの1を法人と個人に分けました。

で、この1の個人について、ISIDひがさんの紹介をしましたが、このひがさんから直接、なぜこのseasar2を開発したのかという動機を伺いました。

「ISIDの中で、大きな金融SIプロジェクトの中に埋め込まれていたが、今後の自分の人生の戦略を考えたときに、転職するにしてもしないにしても、もっと強みを作る必要があった。」

「自分のマーケティングをすることを考えたときに、そういった差別化・強みとともに、名前や見掛けも変えないといけないと考え、名前をひらがなにしたり、服装や髪型も変えた。その結果、社内でも存在が認められ、よりよいポジションを得ることができた。」

というようなことをお話されました。(記憶頼りなので完全に正確ではありません)

つまり、非常によく考えられた「個人の」マーケティング戦略なわけです。

なので、このOSS開発の動機事例は、1番の営利目的に分類させていただきました。

長くなりましたが、こういった営利的な部分も必要だし否定できません。
ただ、理念としてはやはり2番の自己実現の方が大切だと思っています。

肝心のこちらの話はまた次回。。。。

» view or post reactions

プロボノのパラダイムシフト


さて、昨日の続きです。。

OSSの開発者の動機は大別すると2種類あると思います。

1.営利(短期と長期)を目的する場合
2.自己実現(アイデンティティの確認)を目的とする場合


です。まずは、1の営利についてですが、この中にもいろんなパターンがあります。 

法人については、例えばLINUX開発者として大量動員しているIBMのような企業もそうですし、JBOSSやMYSQLなどのOSSそのものを事業としている会社もあります。 

後者の場合は、たいていはOSSの有料サポートか、もしくは無償版と有償版に分けていることが多いようです。

実はこれはOSSが、広義の宣伝料(広告モデル)で成り立っていることを示しています。他社からの広告費ではなく、自社の有償製品のトライアルとしての無償版です。言ってみれば、路上で化粧品のサンプルを無料で配っているのと同じです。費目的には広告宣伝費ですね。

次に個人の営利目的の場合ですが、これは法人と同じようにシェアウェアもしくは有償版の販売を目的としたトライアル的なものもあります。

しかし、もっと象徴的なのは、Seasar2で有名な「ひがやすを」さんです。彼は電通国際(ISID)に勤めています。


ひがさんから直接、このOSSを開発した動機をお聞きしたことがあります。

ということで中途半端ですが、続きはまた次回。。。

» view or post reactions

なぜプロボノがパラダイムシフトなのか?


なぜプロボノに我々が着目したかという理由を少しずつ書いていきたいと思います。

ヒントはOSS(オープンソース・ソフトウェア)のアナロジーにあります。

いわゆる「無料モデル」というのは強力なビジネスモデルですが、グーグルを初めとして、ほとんどは広告モデルで成り立っています。

直接広告以外の仕組みで成り立っているのが、OSSです。

OSSの開発に無償で労力を捧げる人たちはどういう動機なのでしょうか?

私はその動機は2種類に分けられると思っています。

・・・続きは次回・・・

» view or post reactions

かのドラッカーも、ダスティンホフマンも。。


http://www.esmose.jp/service/page07_04.htm

によれば、ドラッカーも時間の半分をNPO向けのコンサルなどの「プロボノ」に費やしていたそうです。

「アイアムサム」というダスティンホフマンの映画で、(おそらく)初めて「プロボノ」という言葉が使われた、とも書かれています。

いわゆるNPOや慈善団体などではなく、プロが行うプロボノ活動は、確かに新しい可能性があると思っています。

その理由はまた次回に。

» view or post reactions

プロボノのパワーを実感!


いやいや、このSNSをやろうかなと思い始めて、オープンまでわずか3日です。

そもそも、このprobonet.jpのドメインを取ったのが、10/22です。

 それから、齋藤さんのプロの力により、サイトオープンまでわずか3日。
 規約を作ったりするのも、石橋さんのプロの力により、即日。
 SEOをやるのも、今村さんのプロの力で、即日。

という感じです。

皆さん、本業は別にやりながら、夜中の3時くらいまでかかってやっていただいております。

「プロボノ」ってすごいです!

やることはたくさんあるので、当分は走り続けたいと思ってます!

皆さんも是非会員登録して、その凄さを体感してください!

» view or post reactions

プロボノ・コンサルティング・ネットワーク